はなみの妄想&感想

「百合」が好きな小説書きのブログ。週末は化粧して出かけたりする男性。

リトルウィッチアカデミア感想と妄想

こんばんわ、はなみです。

 

私のツイッターをご覧の方ならもう、色々と、ご理解されてると思いますが、最近Netflixさんでリトルウィッチアカデミアにはまりました。

いつもどおりの雑感と妄想についてまとめます。語りたいことが多くて、纏まりがすでになくなっているので、今回は前編です。

 現時点での最新話(22話)までのネタバレをふんだんに含みます。宜しければ続きからどうぞ。

 

 

 

「これ、エロゲーでほしい」

22話を見終わった私の頭に浮かんだ言葉はこれですね。

 

魔法への情熱とシャリオへの憧れ以外、何もなかった主人公アッコは、ルーナノヴァでの様々な人達との出会いや出来事を通じて、少しずつ成長していきます。

その中で人たらしである彼女はどんどん撃墜数を増やしていきます。スーシィは、あれだけ尖ったキャラを前面に打ち出していたのに、8話で「いや、彼女は出会った時にすでに思い出に刻まれていた。 今ではカンヌだよ」的な事を言われた日には(言ってない)もう、この作品がいい意味で直球を投げてくれるアニメだと安心したわけですよ。

 

それで、巡り巡っての20話。

20話。20話。死んだわ、こいつってなりましたね。

ダイアナ・キャベンディッシュ……アツコ・キャベンディッシュ……ダイアナ・カガリ!!篝ダイアナ!!!みたいなバカみたいなこと考えるくらいには目が絡みました。

 

そして今日。見たんですよ、22話を。

ドリームフューエルスピリット。あの日、シャリオを観て夢や希望を胸いっぱいに膨らませたアッコ。実のところはシャリオに魔法の芽を摘まれていたというのは、なんとまた、残酷な真実ではないですか。

またツイッターでも言われているように、あの場にはダイアナ・キャベンディッシュ嬢も存在します。魔法が一時期使えなくなっていたのはダイアコ推しのアンドリュー氏の発言でもありましたよね。詰まるところ彼女もまた、ドリームフューエルスピリットの被害者なわけです。

ところがダイアナは今は普通に魔法が使えています。

ここで、私は疑問に思ったわけです。ならば今のアッコとダイアナの違いはなんだろう、と。

あのダイアナのことです。まさに『天才とは努力の体現者』であるという言葉に恥ない立派な魔女ですから、他の子と遊ぶ時間を割いてでも魔法の練習に明け暮れ、そして元の通り、いやそれ以上の、ルーナノヴァで優秀とされる存在にまで至ったのではと思えるのです。

ダイアナが、魔法だけでなく語学などにも精通しているのは、その時分に足りなかった魔法の実力を他の事で補おうとした過去があるからではないかとすら思えるんですよね。

対してアッコは、ルーナノヴァへ来るまで魔法の指導者もなく、魔導石の加護もなく、ただ魔法に憧れているだけの存在でした。

これではアッコがダイアナとの遅れを取り返せるわけでもない。仕方のない事です。

けれども彼女はルーナノヴァへ来てから極めて短い間にいくつかの魔法を使えるようになりました。それは不慣れでしたが、着実に実を結びました。

ダイアナは、アッコを見てどう思うでしょうか。

落ちこぼれの魔女。誰もが当たり前のように操れる箒にも乗れず、規則をすぐに破る。

それがつい目で追うようになると。(タイミングがいいですよね。ダイアナがアッコを正面から意識するのは学園祭の本番以降なのは間違い無いですし、アッコが自分主義な生き方を見直し始めたのも学園祭でしたから)

少ない選択肢と小さな魔法の力。けれども自分にできることを考えて、がむしゃらに目の前のことに向かっていく。笑顔が至上だと信じていて、シャリオの影を追いつつも結果的には皆の為を思って行動する。

憎めるでしょうか。どこか自分に似ている、この頑張る女の子のことを。

憎めませんよね、きっと。元々ダイアナにとっては叔母はアレとしてもキャベンディッシュであるか、そうで無いかで、内と外を分けていたようなところがあります。アッコは言ってみればダイアナの内面に飛び込む鍵を手に入れて、それを使用出来た、外から来た初めての人物だったのでは無いでしょうか。それも、最後はダイアナの方からアッコに手を伸ばして、二人の距離を埋めましたよね。扉を開けたアッコを、招き入れるように。その前に乳母さん?にこの扉はキャベンディッシュの者でしか入れないとか言われてからのこれですから、事実上アッコはキャベンディッシュの人間です(真顔)。

まるで正反対だけれど、どこかで似ている、あるいは似ていた二人。20話をかけて二人を追って積み上げたものがあるからこそ、この20話は尊いですよね。

二人で一本の箒にまたがるシーンは、体だけでなく、二人の心が同じところを向いて、重なったその表れであったと、そう思えます。

全てが終わって、ダイアナはまた以前のような態度に戻ってしまいましたが、根底ではもうアッコへのわだかまりはないはずです。というよりも事実デレています。ウォーリーアバウトユーを言うためだけに真顔で現れる彼女に、我々はダイアコ以外の何を感じ取ればいいのだ。

スーシィの台詞にも注目です。

エロゲーでしたら、ここからエンディングまでに怒涛の三回イチャラブえっちがあって然るべきところです。

内一回はつっけんどんな感じでとかしてほしいですよね。なんだかんだ甘ったるくなりそうですが。

 

まだまだ話したりませんが、明日も仕事なので、今日のところは中途半端ですがここで一度締めます。

後半はエロゲーでくれの発言の意図と、アーシュラ先生とか今後の展望について引き続き感想と妄想を垂れ流したいと思います。

それではまたお会いしましょう。